ニシムラ株式会社は電設資材卸商社ではありますが、自社配送により商品の流通の一端も担っております。
流通上欠かすことができないのが商品を養生するダンボールや発泡スチロール等の緩衝材です。
特に発泡スチロールは資源ではあるもののその処分は産業廃棄物として容積も大きいことから非常に処分が難しいものとして捉えられていました。
当社ではこの発泡スチロールを大切な資源と捉え、本社社屋内に発泡スチロール減容機を配備し、社内で減容してインゴット化した後、貴重な資源として再生します。社内で発泡スチロールを保管する際、洗濯機の空ダンボール(70cm×70cm×90cm)を活用していますが、このおおよそ5箱分を減容してだいたい1個のインゴットができます。インゴットの大きさが12cm×12cm×88cmですから、容積ではおおよそ1/174になります。
そのまま発泡スチロールとして産業廃棄物処分を行った場合、この容積の問題で運搬回数も多くなり燃料の使用によりCO2排出量が多くなります。下記はその比較例です。
状態 | 量 | トラック必要台数 | 二酸化炭素排出量 |
---|---|---|---|
そのままの状態 | ダンボール650箱 | 40台 | 163.68kg-CO2/L |
インゴット化 | インゴット130本 | 1台 | 4.09kg-CO2/L |
二酸化炭素排出削減量 | 159.59kg-CO2/L |
当社ではこうした発泡スチロールやダンボール等の緩衝材が使用されている空調機器や家電品等の販売を通して当社の売上目標の達成とSDGsの目標達成のために尽力していきます。
年 | インゴット作成数 | インゴット作成数 |
---|---|---|
2017年 | 237本 | 314.93kg-CO2/L |
2018年 | 243本 | 323.11kg-CO2/L |
2019年 | 240本 | 319.02kg-CO2/L |
2020年 | 239本 | 319.02kg-CO2/L |
2021年 | 250本 | 331.29kg-CO2/L(計画) |
「住み続けられるまちづくりを(ゴール11)」と「つくる責任つかう責任(ゴール12)」は我々ニシムラ株式会社が電設資材卸商社として与えられた責務としてサステナブルに取り組んでまいります。